マラセチア毛包炎

ニキビはアクネ菌などの細菌が原因である。マラセチア毛包炎は真菌、いわゆるカビ菌が原因である。マラセチア菌は皮膚に常在しているカビ菌であるが、汗、皮脂の分泌が増えやすい箇所でカビ菌は増殖し、毛包炎などの炎症を引き起こす。顔、前胸部、背部などが好発部位で、顔で生じた場合、ニキビとの鑑別が困難なこともあり、マラセチア菌が原因であれば、通常のニキビ治療ではなかなか治らないことがある。マラセチア毛包炎は梅雨の時期から夏過ぎ頃の高温多湿な時期に発症しやすい。治療は皮膚清潔を保つことが大切で、抗真菌薬の外用、内服で軽快する。 #マラセチア毛包炎

お父ちゃん

私が大学の医局に在籍していた頃、年に一度、科別対抗の野球大会が行われていた。父親の雄姿を見せたいのか、よく家族づれで来る先生もいた。 『父ちゃん、頑張れ〜。』 打席に立った私の同僚もその一人で、齢4才の娘から可愛いらしい声援を送られていた。すると、その同僚は娘の方へ振り返り、声援に応えるかと思いきや、 『父ちゃんって呼ぶな!』 と一喝した。当時まだ独り身であった私には、同僚がなぜ父ちゃんと呼ばれるのを嫌ったのかよくわからなかった。ただ、私にはなぜかそのやりとりが非常に微笑ましく羨ましく感じた。 幼少期は母親のことをママと呼んでいたが、思春期を迎える頃からママと呼ぶことに抵抗があり、かといって急に大人びておふくろとは呼べず、『ねぇ』『あのさ』などと呼んでいた時期があった。今思えば、父ちゃん・母ちゃんも少しママ・パパに似た照れ臭さがあったのかもしれない。日本男児はやっぱり父さん・母さんかなぁ。 #お父ちゃん

エルニーニョ

今年は熱帯太平洋でエルニーニョ現象が見られた。この気象変動現象は数年に一度春から冬にかけて発生する。エルニーニョ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が不活発となるので、日本付近においては、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向がある。また、西日本日本海側では降水量が多くなる傾向がある。冬季は西高東低の気圧配置が弱まり、気温が高くなる傾向がある。このようにエルニーニョ現象が発生すると日本は冷夏、暖冬となる傾向にある。 さらに、今年は梅雨明けも遅く、7月なのに日差しが少なく、気温も低い。昨年の夏の災害級の暑さに比べたら涼しい夏は歓迎すべき気候に感じるのだが、農作物の不作、夏商戦の家電製品などの低迷が予想され、農家や業者にとっては歓迎できる状況ではないかもしれない。 #エルニーニョ

本邦の蚊の活動時期は温暖化の影響で早ければ4月から10月までと言われている。1年の半分近くも蚊への対策が必要と考えると長く感じられるだろう。蚊に刺されると痒いのは、蚊の唾液が原因と考えられている。蚊は吸血するのに口を刺す際、痛みを感じさせない麻酔作用と血液の凝固を防ぐ成分を含む唾液を注入する。この成分に対するアレルギー症状として腫れたり、痒くなったりする。  痒くなるだけならまだしも蚊が恐ろしいのは感染症を媒介することがある。日本では日本脳炎が蚊が媒介する感染症とされている。日本脳炎以外の蚊媒介感染症は輸入感染症とされており、亜熱帯・熱帯地域で流行しているデング熱、黄熱、ジカ熱、ウエストナイル熱などがある。これらの輸入感染症はウィルスを持った蚊が飛行機や船、特にコンテナ貨物に乗って海を渡る可能性がある。数年前に日本でもデング熱が発生している。重症型のデング熱は死亡することもある。ジカ熱は比較的軽度な症状を呈するが、妊婦に感染した場合、胎児への影響が心配される。世界でも日本脳炎はワクチンで予防しうるが、デング熱やジカ熱はワクチンがまだない。小さいお子さんは特に蚊に刺されない対策が必要である。 #蚊

板橋本町皮膚・形成外科

 

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