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執筆者の写真林院長

回転寿司


家族で回転寿司へ行った。

食べたい寿司をレーンに乗って回ってくる皿を取るのもよし、注文するのもよし。各々、食べたい寿司を食らうて至福の時を過ごした。会計の際、ボーリングのスコアの集計表のように手渡されたレシートには食した寿司の成績(?!)が事細かに書かれていた。あまり意識していなかったが、私はこはだ、さば、いわし、かつお、さんまと光り物に偏ったチョイスであった。光り物に徹していたせいか私が食べた寿司の総額は妻が注文したボタンエビとアナゴの2皿とほぼ同額であった。

『あなた光り物ばかり頼んだのねえ。』

『そうだよ。光り物はその店の職人の腕を知るバロメーターなんだよ。』

通ぶって言ってみたものの、私の貧乏性は本能的に金皿を取ることを避けていたようである。

結局のところなぜ光り物はあんなに安いんだろう。あんなにおいしいのにね。

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