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  • 執筆者の写真林院長

入れ墨除去


日本においても刺青は身体装飾技術の一つとしてファッションなどに使われるようになっている。しかしながら、日本では依然刺青に対する反社会性イメージが根強くあり、公衆浴場やプール・海水浴場などで入場制限があったり、就職採用に際し制限があったりする。ファッション刺青を軽はずみな気持ちで彫ったがためにこのような社会の向かい風に会い、後悔するものも少なくない。結論から言うと刺青除去は容易ではない。刺青除去の方法として、レーザー除去、削皮、切除縫縮や植皮などがある。レーザーはなかなか切除縫縮できない広範囲の刺青であったり、傷跡を極力残さず除去したい場合にはよい方法と思われる。ただ、レーザーによる刺青除去は並々ならぬ時間と根気が必要となるだろう。というのは、レーザーは機種により入れ墨の色に対する反応がまちまちなこともあり、完全除去に至らしめるには手を変え品を変えといったように苦慮することが多い。黒色一辺倒の刺青でさえも最低7~8回の照射が必要であろう。また、刺青除去専門クリニックでない限り高額なレーザー機器を多種多様揃えている施設が少ないないことも施術希望者にとっての障害の一つと思われる。手術による刺青除去は傷跡を残すことになるが、比較的早期に除去しうる方法と思われる。ただし、縫縮および植皮可能な大きさという制限はある。そして、刺青除去は保険の適応がなく、自費診療になるためクリニックによっては値段は違えども高額な治療費が必要となる。

難にせよ身体に墨を入れるにあたりそれを一生ものとする覚悟がない限り止めたほうがいいだろう。

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