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  • 執筆者の写真林院長

ヒートテック


ヒートテックは2003年にユニクロから発売され、今では定番商品となった。ヒートテックは吸湿発熱繊維に分類される。吸湿発熱繊維は汗などの水分を吸収することで発熱する繊維である。これらの繊維は肌の乾燥を助長するのではないかと危惧されている。肌が乾燥すると肌の掻痒が起こりやすく、ハウスダストや花粉などのアレルギーの原因物質にもかぶれやすくなる。ヒートテックはアクリル・ポリエステル・レーヨンといった素材からできている。これらの化学繊維はただでさえ敏感肌の人には不向きなものである。故に乾燥肌・肌が弱い人やアトピーの既往がある人はヒートテックのご使用には気を付けたほうが良いであろう。吸湿発熱繊維に比べて綿100パーセントやウール素材などは肌の負担が少ないと思われる。アトピーの既往がある人は綿100パーセントの下着のご使用をお勧めする。ユニクロ製品を目の敵にしているのではなく、晩秋から初春にかけて、いわゆる肌が乾燥しやすい時期には吸湿発熱繊維といった類の下着によるかゆみの訴えで来院する患者が多く見受けられるため、注意喚起情報として本文をしたためた。何を隠そう私はユニクロファンであり、昨今も予想以上の混雑となった初売りの半額セールにも参戦してきたばかりである。

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