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  • 執筆者の写真林院長

あせも


今年の夏は埼玉県の熊谷で41.1度を記録するなど、災害級の酷暑となっている。我々は体温調節の機能として発汗作用がある。高温多湿の中での作業・運動により発汗が追いつかない状況にあると、汗管の詰まりを引き起こすことで汗疹(あせも)を来すことがある。汗疹は痒みを伴う小さな赤いぶつぶつであったり、小さな水ぶくれがたくさん出てきたりする。首回り、肘・膝裏、肌同士が密着するところ、下着が擦れるところなどに生じやすい。大人に比べて子供になりやすい。というのも、子供の汗の腺の数は大人と同程度でありながら体表面積が小さく、汗腺の密度が高い為に汗疹になり易いと考えられている。汗疹の対策は、暑さ対策を行い、多量の汗をかかないことに尽きる。多量に汗をかいた場合は、汗をタオルで拭いたり、シャワーで汗を流すことで皮膚の清潔を保つことが大切である。ベビーパウダーを汗が溜まりやすいところに使うことも有用である。 最後に汗疹と紛らわしい汗荒れがある。アトピーの方や肌が弱い方は汗をかいたままにすることで汗に含まれるアンモニアやミネラルが刺激になって痒みを引き起こす肌トラブルである。こまめに汗をかいたら拭き取ることは肌ケアとして大切である。

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