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  • 執筆者の写真林院長

スポーツジム


20代は恋愛の話題、30代は仕事の話題、40代は健康の話題といったように世代ごとに話題の中心となるテーマは移り変わる。週末のスポーツジムには、仕事で平日なかなかジムに通えない健康を気遣う40代~50代の働き盛りのオッサンが集う。私も然り、その集いに加わるオッサンである。各々、ランニングマシーンでジョギングをしたり、バーベルを使って筋トレをしたり、日ごろの運動不足を解消しようと汗を流す。週一のトレーニングなんてと鼻で笑われそうな鍛え上げられたマッチョなトレーナーを尻目に、私はふくよかなお腹を揺らしながら、ウオームアップと言われたジョギングで疲れを見せないよう平静を装うのに必死であった。トレーニングというものは限界に挑んでこそ最大の効果を生むといった風潮がある。故にトレーナーがいると甘えが通じず、効率的なトレーニングができるという算段である。トレーナーが女性である場合、その関係性は主従にあり、どことなく巷で言うSとMを連想してしまう。Mであれば、私はマッチョになれる素質ありかと頭に思い浮かべニヤリと笑うと、笑っては力が入らないとトレーナーからお叱りを受ける。週一の運動でも健康になればと始めた運動だが、素質次第ではマッチョになるかもしれないとほのかな期待を膨らませる。

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