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  • 執筆者の写真林院長

シミ治療


年齢とともに出てくるシミはメラニンの蓄積によるもので、新陳代謝の衰えによりメラニンの排出が悪くなり、また、メラニンを産生するメラノサイトの異常によりメラニンが産生され続けることにで出現すると考えられている。

シミ治療にはレーザー治療、IPL(光)治療や軟膏治療などがある。ここではレーザー治療と美白軟膏治療について述べよう。

レーザー治療はメラニンの吸収性の高い波長を用いることで異常なメラノサイトと蓄積されたメラニンを破壊することでしみの改善が期待される。残念ながら当院ではレーザー治療の取り扱いがまだない。正直なところ医療用レーザー機器は先日購入した年末ジャンボ宝くじが1等前後賞当たらない限り買えないだろう。其れは言い過ぎか・・

当院は美白軟膏治療として0.1%トレチノインと4%ハイドノキノンの取り扱いがある。

トレチノインはビタミンA誘導体の一つとされ、表皮のターンオーバーを早める作用がある。結果としてメラニンの排出を推し進めることによりしみの改善が期待できる。

一方、ハイドロキノンはメラニンの産生を抑制することでシミの改善を行う。トレチノインとハイドロキノンを併用するとメラニンの排出を促し、メラニンの産生を抑制するとより効果的にシミ除去ができると思われる。

はたしてレーザー治療と美白軟膏治療どちらがいいのかと問われれば、前者だろう。というのも、レーザー治療は照射後表皮が蒸散し、新しい皮膚が上皮化するので短期的に変化に富む為、薄くなったという実感が感じられやすいのだが、軟膏治療は長い月日を経て薄くなっていくため毎日鏡を見ていると変化が分かりにくくあまり実感されない。軟膏治療も続けることでレーザー治療と同様の結果が期待できるのだが、結果がすぐ出ないと継続するモチベーションがなく、あまり軟膏治療をする意味がないと感じられる方も多いかと思われる。しかしながら、軟膏治療はセルフケアができるためあっちもこっちも気になるしみがある場合、広範囲に治療することができるという長所がある。

一概にどちらがいいとは決め難いにせよ当院も医療用レーザーがほしい・・宝くじ当たらんかなあ。

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