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  • 執筆者の写真林院長

ピアスホール


眼鏡のレンズの曇りをハンケチで拭ってメガネを掛けなおすと視界がクリアになり、曇りガラスで見ていた今までの景色がリセットされ何だか新鮮な気持ちになる。散髪したてのシャンプーの残り香もまた新鮮な気持ちになる。ピアスホールを開けることもまた気持ちをリフレッシュさせるのだろうか。

耳元のおしゃれとして定番となったピアス。男性社会ではまだ反社会的なイメージが強く受け入れがたいようである。私も人の信頼があっての職務である医師でなければピアスをしてみたいという願望はある。おそらく人生の引き際を感じた時、自分の耳にピアスホールを躊躇なく開けるだろう。ピアスホールの作成は一般的にピアッサーを用いて開けることが多い。ピストルガンの形状のものが多く、引き金を引けば一瞬でピアスホールができあがる。痛みは一瞬とあって一般的に無麻酔で行われることが多い。簡易的なピアッサーも市場に出回っており、医療機関にかからずとも自ずで行う者もいる。自ずでピアッサーの引き金を引く勇気は称賛に値する。医療機関でピアスホール作成することの利点は、『安心』であろう。ピアスホールを開ける際のリスクは感染・金属アレルギー・ケロイドなどがある。ピアスホールを作成する位置により耳垂裂を来すこともある。このような合併症リスクを回避すべく医療機関での受診は『安心』と思われる。因みに当院ではピアッサー・ファーストピアスをお持ちいただければ片耳1000円(税別)の手技料のみでピアスホールを作成している。

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