林院長2018年12月14日1 分聖ニコラウスキリスト教において聖ニコラウスは、弱き者を助け、信仰なき者に真理を守らせ、様々な奇跡を起こしたことで人々から讃えられ、愛された聖人である。 聖ニコラウス、サンタ・ニコラウス、シンタ・クラース(オランダ語?)、サンタクロース(米語)のように聖ニコラウスはサンタクロースの起源...
林院長2018年12月7日2 分キズパワーパッド一昔前は傷には消毒が必要という考えが常識とされていたが、昨今では傷に消毒はかえって傷の治りを遅らせるという考えが常識になりつつある。殺菌効果のある消毒は傷の修復を行う自身の細胞にもダメージを与えるので、その結果治癒が遷延する。傷に消毒は不要で流水で洗うほうが傷の治りにおいて...
林院長2018年11月30日1 分エレベーター『まる、さんかく、しかく♪』 『イエイッ♪』 若い夫婦が一歳くらいの我が子に童謡を歌い聴かせていた。父親が歌い、母親が合いの手を入れていた。父親に抱きかかえられた小さな男の子は満面の笑みでいた。若い夫婦は我が子の笑顔に応えるように歌う声がさらに高まっていった。この微笑ま...
林院長2018年11月22日1 分回転寿司家族で回転寿司へ行った。 食べたい寿司をレーンに乗って回ってくる皿を取るのもよし、注文するのもよし。各々、食べたい寿司を食らうて至福の時を過ごした。会計の際、ボーリングのスコアの集計表のように手渡されたレシートには食した寿司の成績(?!)が事細かに書かれていた。あまり意識し...
林院長2018年11月16日2 分手湿疹手湿疹には接触性皮膚炎、汗ぽう、掌蹠膿疱症などがある。 接触性皮膚炎はいろいろな原因があるが、手の甲の皮脂腺は他の部位に比べて乏しく、手のひらにいたっては皮脂腺がない為、外気にさらされたり、物を触ったり、手を洗ったりなどの外部の刺激により荒れやすいという特徴がある。したが...
林院長2018年11月8日1 分ちびのミイムーミンファミリーの一員にちびのミイがいる。 公式サイトによると、ちびのミイは怒りっぽく、口が荒いが、親切なところもある女の子である。 私のミイに対するイメージはいつも何かに苛立っているようである。 医師の仕事は病だけをみるものにあらず、人を診るものである。...
林院長2018年11月2日1 分貴婦人カウンターに座る私の横で貴婦人が会計に立った。 貴婦人というのも大袈裟な言い現わしではなく、これでもかというくらいつばの広い帽子を深く被り、両手には煌めく宝飾が身につけられ、その出で立ちはまさにそれであった。 『カードは使えますか?』...
林院長2018年10月26日1 分帯状疱疹『前にもなったことがあるのだけど、帯状疱疹かしら。』 80歳女性の患者さんが外来に診察に来られた。 『お痛みはありますか?』 『ちょっとピリピリするけど、がまんできる。』 右季肋部に赤い斑点と集簇した水疱が帯状にあらわれていた。名前の由来にもなっているが帯状疱疹であ...
林院長2018年10月19日1 分幼児教育小さな女の子が走り縄跳びをしながら、私に語りかけてきた。 『その辺にハチがいるから気をつけて。』 『うん、わかった。ありがとうね。』 保育園の見学に訪れた先で園庭にお邪魔したところであった。遊具や砂場で遊ぶ子もいれば、ドッチボールの練習だろうか、ボールを投げあいっこしている...
林院長2018年10月12日1 分王様と私中世ヨーロッパの貴族風の出で立ちで紳士淑女がティーカップ片手に談笑していた。私は妻に日頃小馬鹿にされているユニティーとユニジーンズの装いで佇んでいた。普段の自分と違う自分になることである種の快感を得られることがコスプレの魅力だろうか。この場にいる輩は中世の16〜17世紀の時...
林院長2018年10月5日1 分ほくろの見分け方悪性黒色腫(メラノーマ)は皮膚ガンでガンの中でも悪性度が高い。悪性度が高いとは転移しやすく、生命予後があまりよくないことである。言わば、悪性度が、高いガンであればあるほど早期発見、早期治療が予後を左右する。悪性黒色腫(メラノーマ)にはいろいろなタイプがあるが、日本人には四肢...
林院長2018年9月28日1 分黄昏泣き生後3カ月頃から赤ちゃんが突然夕方頃にワケもなくギャン泣きすることを黄昏泣きというらしい。子育てパパママは赤子が泣けば、お腹を空かしているのだろうか、オムツが湿っているのだろうか、眠いのだろうかと察しようとする。ところが、ギャン泣き以外よい言い表しが思いあたらないが、その泣...
林院長2018年9月21日2 分iPhoneiPhone6を使用して3年になる。とうとう携帯のバッテリーが寿命を迎えたようだ。携帯が機嫌を損ね突っ伏寝したかのように突然シャットダウンすることがあったり、はたまた、たらふく電気を食ろうたかと思えば、すぐ吐き出して100パーセントあった充電量がものの数分で20パーセントに...
林院長2018年9月14日2 分ライム病ある学生が当クリニックに来院された。米国短期留学中にマダニに刺されたということで、あちらの先生にライム病の検査を帰国後も行うように提言されたようである。欧米では年間数万人の患者がライム病に罹患している。日本ではあまりなじみがなくこれまで数百人の報告しかない。北海道と長野のマ...
林院長2018年9月7日1 分タクシー『黒いタクシーは優良ドライバーしか運転できないんですよ。』 と語るドライバーは黄色いタクシーを運転していた。日本交通に限ったルールかもしれないが、そのドライバーは黒タクを運転する難しさを語り続けた。年齢が65歳以下で数年間無事故無違反であることや『上級乗務員』という資格取...
林院長2018年8月31日1 分いじめ8月末の夏休みの終わり頃、子供の自殺数はピークを迎える。多くはいじめが原因だったりする。『みにくいアヒルの子』というイソップ童話がある。実は白鳥の子が混じっていたがためにまわりのアヒルの子から見れば風貌が異なるためいじめに遭ってしまう話である。人の社会でも同じで周りから風貌...
林院長2018年8月23日2 分白髪白髪ができる理由はまだはっきりわかっていないが、もともと毛は白いものであってメラノサイトの働きかけによって黒くなる。何らかの理由でメラノサイトからの働きかけが得られないと白髪になると考えられている。 髪の毛に限らず体毛などすべての毛には毛周期がある。毛が生えている状態を「成...
林院長2018年8月10日2 分東京医科大学最近、東京医科大学における入試得点操作問題が巷で話題になっている。女性受験者や3浪受験者に対して合格ラインを引き上げていたようだ。医大病院の運営にあたっては、卒業生を働き手として囲うことで成り立っているようなものだから、長く働くことが期待される人材を求めていたのだろう。医師...
林院長2018年8月3日2 分アイドルテレビを観るのが好きである。小さい頃はアニメをよく見ていたが、大人になるにつれてドラマやらバラエティやらニュース・情報番組など多岐に渡り観るようになった。私の趣向の幅の広がりもさることながら、民放テレビ以外にもネットテレビの台頭もあり、番組のほうも多岐に渡っていることもある...
林院長2018年7月27日1 分あせも今年の夏は埼玉県の熊谷で41.1度を記録するなど、災害級の酷暑となっている。我々は体温調節の機能として発汗作用がある。高温多湿の中での作業・運動により発汗が追いつかない状況にあると、汗管の詰まりを引き起こすことで汗疹(あせも)を来すことがある。汗疹は痒みを伴う小さな赤いぶつ...